翻訳家が教える3ヶ月で英文をスラスラ読める様になるための7の手順

英文 読める

当然ですが翻訳家は、英文や英語の記事をスラスラと読むことが出来ます。翻訳家でなくても、普段から英文を読み慣れている人は問題なく読むことが出来るでしょう。ここで1つの疑問が出てきます。

 「スラスラと読める人の頭の中は、一体どうなっているの…?」

もちろん翻訳家も最初からスラスラ読めたわけではありません。翻訳家として専門のトレーニングを積んだり、あるいは英文を読む勉強を重ねて読むスキルを身に付けたのです。

それでは翻訳家が『英文を読むスキル』を得るための方法とは、どのようなものなのか?今回はその特別な方法をご紹介します!!この方法は上達の壁を感じることなく、比較的スムーズに『読むスキル』身につけることが出来るのです。そして3ヶ月程度で読む力に大きな上達を感じることができます!それでは、さっそく確認していきましょう。


1.読む環境を整えよう!

最初にやるべき事は環境作りです。闇雲に英字新聞を購入して読んでも、その1回だけで挫折する可能性があります。つまり『定期的に読む環境』を整えることが第一歩です。

具体的には『媒体』を探す作業です。英字新聞にするのか、インターネットの記事を読むのか、または英語の書籍を購入するのかなど様々な環境があります。最初は複数の媒体に手を出すのではなく、1つの媒体に絞り込んだ方が良いです。初心者の方であれば『ワシントンポスト』のキッズ版などがオススメです。『Kids Post』で検索すればヒットしますし、PDFで記事をダウンロードすることも可能。例えば前日に記事をダウンロードして、iPadなどに落としておくと便利です。

スマホユーザであれば、『BBC』や『FOX NEWS』の無料アプリが便利です。何と言っても無料ですし、電波が届くところであればいつでも英文の記事を読むことが出来ます。


2.読む時間帯を決める

これも非常に重要なことです。基本的には『好きな時』に読めば良いのですが、大切なのは『定期的(できれば毎日)読む習慣をつける』ということです。毎日の通勤時や通学時、あるいはランチタイムの時間帯など、『その時間になると自然と手が動く』というクセを付けておきましょう。

英文をスラスラと読むことは、短期間で身に付くスキルではありません。その中で3ヶ月と期間を設定するのであれば、やはり『毎日読む重要性』を理解することが大切なのです。


3.すぐに調べられる環境を整える

翻訳家でも読んでいて「この単語は知らない…」ということがあります。日本人である以上、英文を読む行為は知らない単語との出会いです。

もちろん、そのまま放置するわけにはいきません。分からない単語が出てきたら、『すぐに調べられる環境』を整えることが大切です。小さめの電子辞書を用意しても良いですが、スマホユーザの方は『辞書アプリ』をダウンロードしておきましょう。

たとえば、weblio はオススメです。単語検索はもちろんのこと、例文なども豊富です。履歴機能も付いているので忘れてしまった際もいちいち打ち込まなくてもすぐに確認ができます。ブックマークしてお気に入りに登録しても良いですし、スマホユーザであればブックマークをホーム画面に置いておきましょう。タップすればすぐに立ち上がるので便利ですよ。


4.英文の主題を取る

ここまでの作業はあくまで下準備であり、ここからが『スラスラ読むためのトレーニング』になります。リスニングやTOEICのパート7でも同じですが、「何が主題なのか?」を理解せずに読むのは危険です。

たとえば日本語のニュース番組を見ても、「○○事件で強制捜査」のような字幕がテレビ画面の下に出ますよね?これは、活字でそのニュースの主題を理解してもらい、その上でニュースの内容を伝えるという役割を持っています。

リーディング(読むスキル)もこれと同じで、「何についての英文なのか?」を理解せずに読んでも内容が頭に入ってこないのです。その状態で読み進めても、モヤモヤ感が頭から離れず、「分からない!」となってしまうのです。つまり英語の記事を読む場合、タイトルだけはきちんと訳すようにしておきましょう。

「何について書かれた英文なのか?」という主題を理解することで、内容の理解度は大きくアップしますよ!


5.「後ろから訳す」は間違い!

皆さんもこんな経験はありませんか?中学校や高校の頃、英語の先生が「英語は後ろから訳すと良い」と言われた経験です。おそらく多くの方が同じことを言われたことでしょう。しかし現代英語教育の世界において、その理論は大きく間違っています。では、翻訳家や英語をスラスラ読める人は、まずどこを見ているのでしょうか?

それは、主語+動詞です。「誰が何をしたのか?」こそ、その文章の中の『花形』と呼べる部分です。つまり、最初にその部分を理解して、その『付属情報』として残りの部分を読んでいるのです。この時も後ろから訳しているわけではありません。英文を短く区切り、頭の中で日本語として自然になるように『組み立て直す』という作業を行っているのです。


6.英文を短く区切る

まずは以下の英文をご覧ください。

The leaders of China, Russia and four central Asian countries are meeting in Beijing to discuss the conflict in Afghanistan and other security issues.

上記の解説で、「まずは主語+動詞を理解する。」と述べました。では、上記の英文の『主語』はどれでしょうか?細かく言えば『leaders』になりますが、『主部(主語を含んだ句)』という意味では『The ~ countries』になります。まずはここで区切って頭の中で訳すわけです。

「中国、ロシア、そしてアジアの主要4カ国のリーダー」という意味になりますが、この日本語を頭の中で反芻(はんすう)しておきましょう。

次に『動詞』です。『are meeting(会う・会議をする)』という意味であり、最初の主部と頭の中でくっつけます。

残りの部分も同様に、『in Beijing』、『to discuss the conflict』、『in Afghanistan』、『and other security issues』と細かく分けて、それを最初の日本語にくっつけていくのです。


7.ゆっくり読む

「英文を読んでいてイライラする」という方も多いと思いますが、その多くは上記のステップを踏んでいないのです。最もダメなのが、英文の媒体もバラバラ、読む時間帯もバラバラ、調べるツールも持っていないという下準備が出来ていない環境なのですが、上記のように『まずは主題を理解。続いて主語と動詞を理解し、残りの部分は細かく区切って日本語にくっつける』ということが出来ていない人が多いのも事実です。

上記のステップを確実に踏んだ上で、ゆっくり読むということが大切です。

英文を読むイライラ感=理解できないイライラ感。上記のステップを踏んだ上でイライラされる方は、『ゆっくり読んで1つ1つの疑問を解決できていない』となります。少し厳しい言葉で言えば、『読んでいる気分になっているだけ』となってしまいます。これでは3ヶ月で英文を読めるようにはなりません。『急がば回れ』のことわざのように、『焦って理解せずに読み進めるなら、時間がかかっても着実に理解を深めていく』の方が圧倒的に得策なのです。


まとめ 

いかがでしょうか?最初は時間のかかる作業だと思いますが、このトレーニングを繰り返すうちに読むスピードも上がっていき、『単語力+読解力』も自然とアップしていきます。

翻訳家をはじめ、英文をスラスラと読める人の頭の中では、上記のステップを自然と踏んで読んでいる事になります。それらのステップを着実に、早く踏めるようになるには『多読』が重要と言えるでしょう。ただし、くれぐれも『読んだ気分になっているだけ』は避けて下さい。1つ1つのステップを着実に踏んで、その練習を重ねることで『スピードアップ+着実な理解』が可能になるんですね!