英語を自由自在に使える人は「英語脳」を持っていると言われています。英語脳とは、単純に言うと「英語は英語で考える」ということです。
例えば、英語を聞いたら、その意味を日本語に置き換えて理解するというステップを挟まずに、聞いただけで理解できる状態のことです。また、話す時も、まず日本語で考えてから、それを頭の中で英語に作り直して話すのではなく、日本語で考えなくてもスラスラと英語が口から出てくるような状態のことです。
帰国子女やバイリンガルの人は、今までの経験や習慣から、自然とこれが出来るようになっているんですね。これは、留学したり英会話学校に通わないと身につかないと思っている人も多いと思います。でも、本当は誰でも自宅にいながら身につけることができます。
そこで、今日は留学をしなくても、英会話学校に通わなくても、誰でも簡単で楽しく、この「英語脳」を身につけられるトレーニング方法「Say it ! Post it! トレーニング」をお教えしますね!
目次
1.英語脳・日本語脳のメカニズム
文章だけでは伝わりにくいので、まずは動画で英語脳・日本語脳のメカニズムをお話しますね。とても大事なことをお話しているので必ず見て下さいね!
ご覧いただけましたか?
要約すると、「英語脳」とは、例えば、「朝起きたときは、” Good Morning “と言う。」「時間を知りたいときは、” What time is it ? “と言う。」というように、頭の中で、英語が習慣化されている状態のことなんですね。
例えば、わたしの子供英語塾では、子供たちは、トイレに行きたいなら、” May I go to the bathroom ? “と言うようにしています。すると、子供たちは、練習をするうちに、トイレに行こうと思ったら、自然と、” May I go to the bathroom ? “と、何も考えずに言えるようになってきます。
その時、子供たちの頭の中では、日本語で「トイレに行きたい」と考えてから、英語に訳すのではなく、「この状況のときには、こう言えば良い。」と反射的に言えるようになるんですね。そこには日本語が介在せず、英語を英語で考える状態になっているのです。
そして、これは子供だけではなく、大人でも、すごく簡単に身につけることができます。そのための方法が、Say it ! Post it ! トレーニングです。
2.Say it! Post it! トレーニングで英語脳を身につけよう
Say it ! Post it!トレーニングは、普段の生活の中で、動作や感情を交えて英語を発声することで、英語は英語で考える「英語脳」を作るトレーニングです。
これは、私が経営している子供英語教室でも行っていることで、抜群の効果があります。どんなに英語が苦手な方でも、3日で英語脳を身につけることができますよ!それでは、やり方を説明しますね。
①まずは下の音声を聞いて何度も練習
最初の練習用として、日常生活の中でよく使う簡単な英語を30個用意しました。まずは、下記の音声に続いて、発音やニュアンスなどを真似して発声してください。そうすることによって、正しい発音が身につきます。
音声を聞く:
②SAY IT ! POST IT !をプリントアウトして指定の場所に貼る
先ほど聞いて頂いた30の英語フレーズシート(下図)を用意しています。これを、プリントアウトして、はさみで切り取り、セロテープなどで指定の場所に貼っておきましょう。
この英語フレーズシートもプリントアウトしやすいようにダウンロードしていただけますので、有効に活用して下さいね!
③単語が目に入った時必ず発音するのがルール
例えば、Good morningというフレーズを、目覚まし時計に貼っておきましょう。すると、朝起きて、目覚ましを止める時に、その英語フレーズを見ますよね。
その時に、上の音声で練習したように、その英語フレーズを実際に口に出して発声してください。恥ずかしがらずに、いつものあなたの声で実践しましょう!もちろん、上の音声で練習した発音の通りに感情を交えてやってみて下さいね。
④自然に言えるようになったものは外していく
何度か繰り返して、紙を見ないでも自然と英語が出てくるようになったら外しましょう。
すると、まだ言えないものだけ残っていくので、それらも、紙を見ないでも言えるようになるまで練習しましょう。言えないものがなくなるまで実践して下さいね!
もちろん、紙を外したら、もうやらなくて良いのではありません。覚えた英語は、どんどん使って、あなたの生活の中で習慣化して下さい。
⑤どんどん英語フレーズを追加していく
3日間ほどトレーニングをやっていると、日常生活の中で驚くほど自然に練習した英語が浮かんでくるようになります。
すると、どんどん楽しくなってきますよ!今回は、家の中で使える英語フレーズだけを厳選して紹介しましたが、今度は自分で言いたい英語フレーズを見つけて、どんどん実践していってください。
例えば、財布に、” How much is this? “と貼っておいたら、買い物をしている時に自然と言えるようになりますよね。コツは自分が使いたい英語から覚えて行くことです。そうやって、自分が言いたい英語から取り組んで行くことで、「英語脳」はどんどん発達していきます。
3.英語脳は誰でも身につけることができます!
英語を話そうとすると、まず頭の中で日本語で考えてから、それを英語にするという方法を練習している方も多いと思います。しかし、その方法だと、相手の話にすぐに返すことはできません。また、どうしても不自然な英語になってしまい、言いたいことが伝わらないということになってしまいます。
だからこそ、「英語脳」という言葉が流行っているんですね。
そして、この英語脳は、留学をしなくても英会話学校に通わなくても、このように日常生活をちょっと工夫するだけで誰だって身につけることができます。そして、英語以外の言語にも使えます。私が短期間で5カ国語を話せるようになったのは、こうした工夫のおかげなんですね。
まとめ
中でも、Say it ! Post it ! トレーニングは、効果抜群の方法なので自信を持っておすすめします。習慣化しやすく使用することにもなれるのでとても自然に英語をマスターすることができます。
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