海外留学は費用と時間をかけて行くのですから、楽しくて快適な、そして少しでも実のある留学にしたいもの。そこで、今回は、カナダ留学1年間をへて現在はパリ在住の筆者が留学を検討している全ての方へ行く前にしておいた方がいいことを教えます。
目次
1.『どうして自分が留学したいのか』よく考えよう
始めからちょっと厳しい事を書きますが、留学する前は、どうしても「夢」を見がちです。
楽しい外国生活、行けばそのうち何となく話せるようになるかも・・。なんてね。
なにを隠そう、これは15年前の私(^^ゞです。
ですから、断言できます!海外留学すれば、誰でもオートマチックに語学力が伸びる訳でも、自然に専門知識が身に付く訳でもありません。現地でも自分のモチベーションを持ち続け、真面目に勉強する気があるか。その勉強は、外国でしかできないものなのか。
外国に対する憧れやイメージだけで決めていないか、もう一度よく考えてください。
2.留学後の目標は明確にしておく
どうして留学したいのかがはっきりしましたか?じゃあ、その後、その勉強によって自分がどうなりたいか。どんな事に役立てたいかを考えてください。
例えば、何となく英語が上手になりたい、じゃなくて、どの程度上達したいのか、そのレベルで後で何をしたいのか、を考えてみましょう。
仕事だけではなく、人それぞれ色々な目的があるでしょう。目的、目標があれば留学先の過ごし方も考えて行動しますから、勉強が少々大変でも結果的に充実した、楽しい留学になります。
3.留学先慎重すぎるぐらい慎重に選ぼう
料理や、ファッション等、特別な目的の場合は、もちろん自然に留学先は絞られてくるでしょう。ただ、語学、特に英語留学の場合、国によって同じ英語でも発音等、かなり違います。
アメリカ、イギリス、オーストラリア・・・。そして、言葉のスタイルももちろんですが、国民性、ライフスタイルも国によって随分違います。よく調べて、比べて、自分にとってどんな国、環境、またどんな語学スタイルがいいのか考えて選んでください。
4.日本の事を良く知っておこう
これは心底実感しましたが、現地の人に日本の生活全般について聞かれる事が、とても多いでのです。政治や経済はもちろん、文化、習慣についても。
聞かれて「知らない」「分からない」と言うのはとても変ですし、日本人として軽く見られてしまいます。ある程度の知識は備えておきましょう。かくいう私も、日本の政治状況をインターネットで焦って読んだ口です。
5.できるだけ日本の行きたいところは行っておく
これは出来ればですが、日本国内で旅行をしたり、例えば温泉等へ行ったりしておくと良いですね。
前の事と少し重なりますが、日本に外国にはないどんな楽しい場所があるか、どんな面白い事があるか、料理について・・。これも外国人によく聞かれます。自分が経験しておけば言葉の問題があっても、説明できます。説明できれば、結果、あなたに興味を持たれ、コミュニケーションが広がります。
6.留学先の情報を現地の言葉で調べてみよう
もちろん、留学先が決まったらそこの情報を調べるのは当たり前ですが、日本語で書かれたものを読んだら、現地の言葉で書かれたサイトや本も見てみる事をお勧めします。リアルタイムな情報が得られます
7.宗教に対する理解をしておこう
ご存知の通り、キリスト教は欧米ではほぼ一般的です。今はあまり熱心なクリスチャンはいませんが、やはり生活のベースになっています。
また、国によってはイスラム教徒、ユダヤ教徒も混在しています。それらに対して偏見を持たないで、存在を「理解」しましょう。日本の宗教、仏教、神道についても基本的な事を知っておくと、聞かれた時に話がしやすいです。
8.歯の治療は済ませておくべき
えーっ??!と思われるかもしれませんが、とても大事なんです。外国での歯の治療は保険がききませんし、医師を探すのも大変です。
声を大にして!是非、歯の治療をきちんとしておく事をお勧めします!
9.自分が使う常備品をリストにしておく
街のあちこちにコンビニがあり、必要なら24時間、いつでもどんな物でもそろう国は、世界中で日本だけ!です。私の常備リストは次項のような感じでした。
- 風邪薬(外国の薬は強くて合わない事あり)
- 基礎化粧品
- スリッパ
- 携帯歯ブラシ
- 簡単な日本食(インスタント味噌汁、お茶、海苔等、やはり恋しくなるものです)
- 小柄な人は、自分のサイズに合った靴、下着、水着
外国で「こんな物が、ナイ!?」なんて事はよくあります。快適に生活するために、自分にとっての必需品リストを作り用意しましょう
10.出発までのTo Do リスト
行き先、期間、費用の計画が決まったら、行くまでにする事の「To Do リスト」を作って計画的に準備しましょう。
まだ先だと思っていると、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
ビザ、パスポート、学校の手続きを始め、結構しなければならない事はたくさんあります。出発前に焦らないように、リストとその期限を書いてみましょう。
まとめ
良い留学にするための計画と準備、それは山登りと同じかもしれません。まずは気持ちの準備、現地のリサーチ、情報の整理、モノの準備、体調の調整。行く前からもう、留学は始まっています。準備期間も思いきり楽しんで、心に残る留学にしてくださいね。
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