英語の実力は、机の上でマジメに勉強しなければ伸びないと思っていませんか?例えば、以下のような学習法です。
- 単語帳を開いて上から下まで一個ずつ単語を暗記する
- 文法書を開いて、SやらVやらCやらを覚える
- 発音記号を便りにキレイな発音を身につける
- 抑揚も感情もない音声を聴いて英語耳を養う
どれも、英語の知識は身につきますが、やっていて本当につまらないですし、知識をいくら身につけても永遠に話せるようにはなりません。
私も、英語の勉強を始めた頃は、これらのお決まりの勉強法をやっていて全く成果が出ませんでした。そして、英語を自由に話せるようになった今、こうしたお利口な学習法では英語を話せるようにならないと断言できます。
そこで、今回は、つまらない英語の勉強ではなく、子供でも大人でも誰にでも楽しく簡単に出来て確実に効果のある学習法をご紹介します。
目次
1.英語初心者に教えたい楽しく英語が身につく方法
今回お伝えする学習法は、英会話が出来るようになる前も、なった後でも実践している方法です。これをやるとリスニングもスピーキングも自信がつきます。
つまり、誰にでもできる簡単なことをするだけで、
- 英語フレーズ力
- 英単語力
- 発音力
- リスニング力
の4つの効果を一度に得ることができる『一石四鳥』の方法なんですね。そう、英会話の技術を高める要素が全て詰まっているのです。
それでは、この一石四鳥学習法とは、どのような方法なのかを動画でお話しますね。
要は、洋楽を、その歌手になりきって真似して歌うということです。驚くほど簡単ですよね。それなのに、英会話の上達にとても効果がある方法なんです。
2.一石四鳥学習法をおすすめする5つの理由
この学習法をおススメする理由を、あらためてお話しますね。
理由①リスニング力が身につく
好きな歌手になりきって、歌うためには、しっかりと耳で音を聴き取ろうとするのでリスニング力がつきます。具体的には、英単語のどこを強調して発音されているかなどが、すぐに分かるようになります。
理由②特にリンキング発音が格段に聴き取りやすくなる
リンキング発音とは英語特有の発音です。例えば、Look what I madeというフレーズを、「ルック・ワット・アイ・メイド」ではなく、「ルック・ワッタイメイ」のように発音するというものです。このリンキング発音ができるようになると、ネイティブのように聞こえる発音ができるようになりますし、リスニング力も格段に上がります。
理由③スピーキング力が身につく
好きなアーティストの歌を真似すると、発音が自然に覚えやすく発音が飛躍的に伸びます。
理由④英語フレーズ力がつく
歌詞の中で、分からない英単語や英語フレーズを調べることで、英語フレーズ力がつきます。
理由⑤楽しく学べて忘ない
人は、机の上で、ただ暗記するのではなく、実際に口を動かして身体と一緒に覚えることで、暗記力が何倍にもなります。一度、歌えるようになった歌は、歌詞も発音も身体が覚えてくれます。
それでは、実践にあたって、いくつか注意点があるので、実践方法を詳しくお話します。
3.洋楽で一石四鳥学習法を実践しよう
早速実践レポートしていきます。
①好きな曲を選ぶ
カーペンターズやビートルズなど大堂の聴き慣れた曲から始めるのがおすすめです。もちろん好きなアーティストの曲がモチベーションもグッと上がります。
参考までに誰もが知っているような名曲の中から、オススメをいくつかご紹介しておきます。下記の曲は、日常生活でも良く使う英語フレーズが使われていて、発音も聞き取りやすいです。
Carpenters(カーペンターズ)のおすすめ曲
TheBeatles(ビートルズのおすすめ曲)
John Lennon(ジョン・レノンのおすすめ曲)
最新の曲で練習したい方は、youtubeにアクセスして、billboard / 年 / 月 と検索しましょう。例えば、2012年4月であれば、billboard 2012 3 と入力します。これで、指定の日付のヒット曲1位〜50位までがまとめられた動画を見ることができます。
②歌詞を調べる
歌詞は、曲名+lyricsで検索すると簡単に手に入れることができます。例えば、Yesterdayの歌詞が欲しいなら、Yesterday lyricsで検索します。
歌詞を手に入れたら、やって欲しいことが一つあります。それは、リンキング発音の確認です。
例えば、歌詞の中に、make it というフレーズがあったとします。その部分を良く聴いてみると、「メイク・イット」ではなく、「メイキッ」と発音されているはずです。
まずは、歌詞を見ながら曲を聴いて、こうした発音の注意点を書き込んで行きましょう。これが出来るようになれば、あなたはネイティブがmake itと言ったら聴き取れるようになりますし、あなたの発音もネイティブに近づきます。
また、歌詞の中で、分からない単語や英語フレーズがあっても構いません。意味を知りたくなったら調べましょう。
③歌えそうな部分からチャレンジする
まずは、自分が歌えそうな部分を重点的に練習して、徐々に歌える範囲を広げて行きましょう。最初から、全てを完璧に歌おうとする必要はありません。
また、歌詞に関しても、中にはネイティブにも理解できないようなフレーズがあったりするので、分からないものがあっても気にする必要はありません。
それよりも、分かるものに注意を向けて楽しみながら学習することがコツです。
④歌詞を見なくても歌えるようにする
次に、歌詞を見なくても歌えるぐらいまでにしてみて下さい。
そうすることで、頭ではなく口から英語が身についていきます。もちろん、この時も、歌詞の中で分からない部分があっても気にせずに、分かる部分にフォーカスするようにしましょう。
⑤覚えた英語を実際に使ってみる
最後に、実際の生活の中で使える場面があったら、こうやって覚えた英語フレーズを使うように意識しましょう。
その時は、リンキングの発音なども意識してやってみて下さい。驚くほど通じるようになっているはずです。また、ネイティブが何かを話している時も、この方法で覚えた英語なら、格段に聴き取りやすくなっています。
まとめ
一石四鳥学習法はいかがでしたか?
英語というと机に向かって一生懸命勉強しなければいけないと思い込んでしまいます。でも、英会話は、いくら勉強しても決して身につきません。なぜなら、英会話は知識を競うお勉強ではなく、実際に体験を通して使ってこそ意味があるものだからです。
私の英語力がグングン伸びたのは、この点に気付いたからです。是非、実践して下さいね。そうすれば、あなたの英語力がグンと伸びることをお約束します。
コメント