英会話がスマートになる、ネイティブが本当に使う10フレーズ

英会話ネイティブフレーズ

英語で日常生活を送っている私が、たまに日本人の観光客の英会話を聞いていて思っていたことは、
『一生懸命勉強しているんだな・・・皆さんとても好ましい・・けれど固くて難しい言葉を使いすぎ本当はもっと簡単な表現で伝えることができるのに・・・そうかスマートな英語表現(フレーズ)を知らないのだ!』ということでした。

そこでこの記事では、基本中の基本だけど使いこなせればネイティブのようにスマートに響く10フレーズをご紹介。これは、私自身が海外生活をする中で本当によく耳にするものだから、自然と使うようになったフレーズで、逆に言うと日本では耳慣れない表現なんです。けれど海外ドラマや映画で意識して聞いてみると、出てくる出てくる!ネイティブがよく口にするフレーズなのだということが分かりますよ。日常生活、旅行中、ビジネスシーンなどで、つい使いがちだった教科書英語を試しに置き換えてみてください。一段上級のEnglish Speakerへ一歩踏み出せますよ。


1.How are you (doing)?

英会話 ネイティブ フレーズ
欧米人が誰かに会うと開口一番口にするフレーズ「ご機嫌いかが?」。これはマナーですから、逆にこれを言わないと、マナーのない人だと思われてしまいます。日本人には会うたびに「ご機嫌いかが?」と相手に尋ねる習慣はない為、英語を話す際に意識して取り入れたい基本マナーの一つです。


2.Excuse me (please)

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例えば、人混みを通りたいとき、食事中大きな音を立てたとき(席を立つ時も同様)、静かな場所で大きな咳やくしゃみをしたとき―マナーに関することで言う「すみません」は“Excuse me (please)”がよりスマートに場に馴染みます。

日本人が英語で「ごめんなさい」とか「失礼します」「ちょっといいですか」という場合、多くの人は“Sorry”を多用します。それ自体に間違いはありません。“Sorry”は万能な言葉で、多くのシチュエーションで使用できます。しかし、“Excuse me (please)”もまた、多くの場合に使用できる言葉で、これを上手く使いこなせるとよりスマートに振る舞うことが出来ます。


3.Pardon?

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言われたことを聞き返す時には“Pardon?”がスマートかつベターです。
この場合も日本人は“Sorry”と言いがちですね。ここで注意したいのは、言われたことを聞き返したりもう一度言ってほしい際には“Pardon?”で十分ということ。
“I beg your pardon?”はやりすぎてかえって場にそぐわないことがあるので、ただ一言“Pardon?”と言って相手に聞き返しましょう。


4.After you

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誰かに道・順番を譲るとき―レストランや建物の入り口で、列に並んでいる時・・・日常生活で案外よく遭遇するシチュエーションで使う「お先にどうぞ」は“After you”
“Please”や“Go ahead”ではなく、“After you”を笑顔で言えれば、あなたは英語もマナーも完璧な人になれます!

[ここでひとこと注意!]
あなたが女性の場合。レディーファーストの国では、男性からよく順番を譲られます。その際には笑顔で“Thank you”と言って譲られましょう。
あなたが男性の場合、“After you”と言って女性と子供には順番を譲ってあげましょう。マナーですよ!恥ずかしがらないでスマートにこなしましょう。


5.I ‘d like

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「~をお願いします」正確には“I would like”ですが、口に出す際には“I’d like”のほうがいいでしょう。これは、“I want”と同じ意味ですが、“I want”よりも丁寧な言い回しで、上品に聞こえます。

例えば、カフェでコーヒーを注文する際、“I want a cup of coffee”ではなく、“I’d like a cup of coffee, please”と言ったほうが、スマートでマナーのある響きがあります。“Can (Could)I have~”と一緒に覚えて、日常的に使いたい表現です。


6.What are you up to?

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これは電話なんかの時に良く使う表現「今、何してるの?」“What are you up to?”です。
“What are you doing now?”でも間違いではありませんが、これが使えるとこなれて、フレンドリーな感じに聞こえます。但し、これは日本語で言うところの「今、何してるの?」ですから友達同士または親しい者の間で使う表現です。


7.What are you on about?

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「何を話しているの?」“What are you on about?”友人同士の会話に入りたい時などに使えるフレーズです。これは“What are you talking about?”と同じ意味です。疑問形だけでなく、“she is on about~”とも使えます。どちらもよく使われる表現です。


8.Cheers

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「ありがとう」の意味の“Cheers”。日本人はこれを聞くと「乾杯」?と思います。もちろん、グラスを掲げて“Cheers”と言ったら「乾杯」です。しかし、何か物をもらった際に、相手に“Thank you”という代りに“Cheers”と言っても同じ意味です。但し、これも友達同士または親しい間柄で使うことが好ましい表現です。


9.I reckon

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自分の意見を言う際に使う“I reckon~”。これは“I think”と同じ意味です。
相手に“What do you reckon(think)?”「どう思う?」と尋ねる際にも使えます。
また、これと同じくらい便利なのが“I suppose”という表現。意味合いは“I think”と変わりませんが、これも自分の意見を言う時に使える便利な表現です。


10.Sick!

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感嘆詞「凄い!」“Sick!”。若者言葉で“Amazing!”“Awesome!”と同じ意味。若者たちはよくこの表現を使っていますが、これは完全なinformal。目上の人や公の場で話す際には使用出来ない表現です。


まとめ

紹介した10フレーズ表現はどれも難しいものではありません。
しかし、上手に日常会話に取り入れることで会話がよりナチュラルに聞こえる利点があります。力の抜けた表現は親しみやすさとなって、相手との距離を縮めるきっかけとなるでしょう。どれも簡単な表現ですので、楽しんで試しにさりげなく使ってみてくださいね!

この記事の著者:エクストン雅美さん イギリス在住