英語には、未来を表現する方法として “will” や “be going to” があります。中学校では[will = be going to] と習いましたが、実際はちょっとした違いがあります。
「結婚してくれない?」と言うときに、“Will you marry me?” と言いますが、こちらを“Are you going to marry me?” だと意味がおかしくなってしまいます。あなたにはこの違いが分かりますか??
今回は意外と知らない、”will” と “be going to” のニュアンスの違いをまとめました。最後に簡単なテストを用意していますので、ぜひ挑戦してください!
目次
1.willの使い方
①単純に未来について表現する
あらかじめ決まっている予定ではなくその場での決めたこと、不確実な未来の予測を表現します。
例) It will rain tomorrow. 明日は雨が降るだろう。
②話し手の意思を表現する
‘will’は意思を添える助動詞です。したがって、話し手の意思を伝える役割があります。
例1) Do you have any plans for today? 今日は何か予定があるのかい?
No. I will probably stay at home today. いいや。今日はおそらく家にいると思う。
例2) The phone is ringing. 電話が鳴ってる。
I’ll get it. (私がでるよ。)
③未来進行形[ will be 〜ing ] 未来においての動作の進行も表現する
例) It will be raining on Sunday morning. 日曜の朝に雨が降っているでしょう。
2.be going to の使い方
①事前に計画していたことを表現する
事前に計画していたこと、または明らかにそうなるであろうと思える未来の出来事を予測を表現します。
例1) I’m going to Kyoto in a few days. 2,3日後に京都に行きます。
例2) It’s going to rain tomorrow. 明日は雨が降るんだって。
今まさに、空模様が暗い時
例3) It’s going to rain. 雨が降りそうだ。
②過去形[ was going to 〜 ]
過去形で使うと「そうする予定だった(んだけど実際にはしなかった)」状況が表現できます。
例)I was going to do it. 私がそれをするはずだった(のにできなかった )。
練習問題
それでは、練習問題を行ってみましょう。
( )の中に、will または be going to を入れてみましょう。
1.Judy ( ) have a baby next month.
2.Study hard. Then, you ( ) pass the exam.
3.Look at the cloud! It ( ) rain.
4.Perhaps we ( ) meet her someday.
5.I ( ) see him at the hotel at 3 p.m. tomorrow.
6.Ken was such a nice guy. I ( ) never forget him.
※回答は最後にあります。
まとめ
同じ訳としてよく使われる表現ですが、’will’ には単純に未来のこと、またその場での決定事項を表現する意味が、’be going to’には事前に決まっていることを表現する意味が含まれています。冒頭の“Will you marry me? が “be going to” じゃないのは、”Will you?”と聞くことで、相手の意思を聞いていて、確実に決まっているかどうか分からないドキドキさが伝わってきます。
二つの表現方法の違いをしっかりと認識し、正しいシチュエーションで使えるようにしましょう。
問題の回答
1. is going to / will ジュディーは来月出産予定です。
2. will /しっかり勉強しなさい。そうすれば合格するでしょう。※勉強すれば、という条件付きの不確実な未来
3. is going to /あの雲を見て!雨になりそうだね。※雲の様子から雨はほぼ確実
4. will /おそらく彼女にはいつか会えるだろう。※不確実な未来のことなので
5. am going to / will /明日3時にホテルで彼と会う予定です。
6. will /ケンはいいやつだったな。彼のことは忘れまい。※話し手の意志
参考文献:『スッキリ解消!英語・素朴な疑問』マクミランランゲージハウス