【見るを表す英単語】look / watch / see の使い分けを解説

見る 英語 表現

英語で、『みる』を表現する英単語は「Look」「Watch」「See」の3つあります。日本語では同じ『みる』なので、どれを使うべきなのか迷ってしまう人は多いのではないでしょうか??それぞれの正しい使い方を理解することで、英会話力をアップさせましょう!


1.超間違いやすい!Look・Watch・ Seeの意味の違い

 Look  : 視線を対象の方へ向ける行為のこと(意識的に目線を向けること)

 ex)Look at me. 「私を見て。」

Watch : 時間をかけて、動いている対象や変化が期待される対象を「見る」こと

ex)I’m watching TV now. 「今、私はテレビを見てるよ。」

See    : 視覚上の認知を意味して、対象が自然に「見える」こと。(映画の場合は大画面なので、自然に目に入ってくるという意味で使われている)

ex)I can see the moon over here. 「ここからなら月が見えるよ。」

上記のように、日本語では同じ「みる」であっても、それぞれ異なる行為・意味があることをしっかりと覚えておきましょう。また、<see>は「目に見える」だけではなくて、「心でわかる」「会う」の意味でも使われます。


2.Look・Watch・ Seeの代表的な使い方

それぞれの意味を理解した上で、大切なのは英会話で実践的に使う方法です。よく使われる英語フレーズをパターンで覚えてしまって、実際の英会話に役立てましょう。それでは、具体的な使い方を見ていきましょう

Lookの場合

Look! 「ねぇ!」と相手の気をこちらに向かせるために使われます。

I’m just looking. 「見てるだけです。」 

海外旅行などで、お店の店員さんにMay I help you?「いらっしゃいませ」と言われた後によく使われます。

Watchの場合 

Watch your step.「足元に気を付けて」

歩くエスカレーターの終わりの部分によく書かれているサインです。動いているあなたのステップの動きを見ていることがイメージできます。

  watch out!   「注意して!, 気をつけて!」 

ポイントは「意識」してみること。転じて「注意して」と訳します。

We sat there and watch the sun go down. 「そこに座って、太陽が沈むのを見ていた。」

太陽が沈んでいる動きを見ているのがイメージできます。

Seeの場合

Can I see your passport?「あなたのパスポートを見せてくれますか?」

海外旅行でよく聞かれるフレーズです。相手にパスポートを視覚上見せる行為を要求しています。

I see a movie.  「私は映画を観ます。」

映画館だと自然と目に入ってきますよね。なので、『see』を使います。家で見るときは『watch』を使います。

I see. 「わかった。」

「物事が見える」ことから転じて「わかった」と訳します。

I saw her in the park.  「私は彼を公園で見ました。」

散歩をしている際、彼が視界に入ってきたこと想像できます。


 まとめ

いかがでしたでしょうか?意外と知らなかった「Look」「Watch」「See」の意味の違いを理解することにより、『みる』という行為を相手にきちんと伝えられるようになります。

最初はどの『みる』を使うべきか迷うかと思いますが、普段の生活から「どれを使うんだろう?」と意識的に考えていると、自然と感覚が掴めるようになりますのでコツコツと積み上げて行きましょう。