海外旅行の時とか、日本に観光に来て困っている外国人を見つけた時に、さらっとキレイな発音で話すことが出来たら、確かにカッコ良いですよね。
それだけで、友人や恋人、家族があなたを見る目が変わりますし、モチベーションもぐんと上がりますよね。
でも、同時に、英語学習者なら誰でも一回はぶち当たる壁、それが英語の発音です。例えば、あなたは、こんな風に感じていませんか?
・リスニングやリーディングでは成長を実感できるのに、スピーキングは・・・
・自分の発音がカタカナ英語にしか聞こえず、話すときに自信が持てない・・・
だから、今日は、1日3分で、楽しく出来る英語の発音トレーニング方法をご紹介しますね。これを実践して、あなたが自分の発音に少しでも自信が持てるようになれば、とても嬉しいです。
さて、その前に、まずは基本的な発音をおさらいしましょう。
基本的な発音をおさらいしよう
学校や本では、発音を練習する時、こんな感じで教えられると思います。
Rは、舌をのどの奥に巻きながら発音しましょう・・・
Lは、舌を前歯の裏に付けて発音しましょう・・・
これは、確かにその通りなのですが、文字や絵だと、実感しにくいですよね。そこで、まずは、動画で発音の仕方をお教えしますね。
この4分ほどの動画では、RとL、BとV、TとP、WとFの発音方法と、SheとSeeの違いをご紹介しています。(※順番はバラバラになっています。)
この8個の音を選んだ理由は、SやTH、ERやURなどの音よりも、日本人が違いを実感しやすい音だからです。つまり、まず、この8つを鍛えると、すぐに効果を実感できるんですね。
ぜひ一緒に練習しながらご覧下さいね。
発音の違いを、感じ取って頂けましたでしょうか?自分で実践してみると、どんどん分かるようになるので、肩の力を抜いて、楽しむことを大事にして下さいね。
それでは次に、これらの発音を、毎日3分で楽しく練習する方法をご紹介します。
8つのTongue Twister (早口言葉)で練習しよう!
その練習法とは、Tongue Twisterです。Tongue(舌)を、Twist(ねじらせる)もの、そう、早口言葉です。小さいころ、「なまむぎ、なまごめ、なまたまご」って、友達と言い合って遊んだりしませんでしたか?
英語圏の子供たちも、私たち日本人と同じように、こうした遊びを通して、英語の微妙な発音の違いが少しずつ分かって行くんですね。つまり、Tongue Twisterは、誰がやっても効果的な発音練習法なんです。
今日は、8つのTongue Twisterの音声を用意しました。繰り返し練習してみて下さいね。
1.Red blood, green blood (赤い血、緑の血)
音声を聞く:
2.Toy boat (おもちゃの船)
音声を聞く:
3.Bubble bubble (泡泡※海外のゲームの名前)
音声を聞く:
4.Purple paper people (紫、紙、人)
音声を聞く:
5.World Wide Web(インターネットのwww)
音声を聞く:
6.Flash message (フラッシュ・メッセージ)
音声を聞く:
7.Very well, very well, very well (とても良い)
音声を聞く:
8.She sees cheese(彼女はチーズを見る)
音声を聞く:
いかがでしたか?発音は、まだ他にもありますが、やみくもに練習するのではなく、まずは、この8つをマスターしてみてください。
そうやって、簡単で手軽にできるものから実践していくことで、難しい発音を練習する時も、すぐにコツを掴めるようになります。
発音を練習をするときの秘訣は、実は、気にしすぎないことです。発音を完璧にしようとするのではなくて、「発音の違いが分かって、意識的に使い分けができるようになること」を目指して下さいね。まずは、そこからがスタートです。
最後に:日本で道に迷って途方にくれたイギリス人の友人のお話
今日は、発音のトレーニング方法をご紹介したきっかけは、「発音に自信が持てなくて、なかなか勇気を持って話せません」というご相談を頂いたからでした。
そこで、少しでも、その悩みを解決できる手助けをしたいと思い、今日の記事を書きました。しかし、もう一つだけ、あなたにぜひ、知っておいて頂きたいことがあります。
つい先日、イギリス人の友人が仕事で東京に訪れました。彼は、日本に来るのは初めてで、案の定、道に迷ってしまったんです。
自分がどこにいるかも分からず、ホテルにも帰れず、途方にくれてしまいまいした。あいにく、私は英語のレッスン中で、電話に出ることができませんでした。
困り果ててしまった彼は、勇気を出して、片言の日本語で歩いている日本人に道を聞こうとしたんです。
ところが、その直後、彼はとても大きなショックを受けてしまいました。
No No No!と拒絶されてしまった友人
何度もチャレンジしたのですが、自分が近寄って話そうとすると、みんな、「No No No」と言って立ち去ってしまったんです。
結局、私が折り返しの電話をしたら、彼は大げさなぐらいに喜んでいました。それまで、どれだけ心細かっただろうと、とても申し訳ない気持ちになりました。
そこで、今日、最後にあなたに心から知っていただきたいことが一つだけあります。
わたしたち日本人は、英語に自信が持てずに、話すことをためらってしまいます。私たち日本人が、そうやって悩んでいるのと同じように、外国人の方は、あなたの発音がいまいちでも構わないから話したいと思っているということです。
日本人も外国人も同じ人間です。人間なので、あなたの優しい気持ちは必ず伝わります。だから、100%言いたいことが言えないとしても、少しだけ勇気を持って、話そうとしてみて下さいね。
最後に、今日のブログ記事が、役に立ったら、ぜひ、下の「いいね」や「ツイート」「はてぶ」ボタンを押して、あなたの友人に紹介して頂けると、とても嬉しいです。